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京焼の名工十七代「雲林院 寶山(昌平 寶山)」作の祥瑞煎茶碗五客です。共布に包まれ桐の共箱に収められています。 蓋表に「模 祥瑞煎茶碗 五客」、蓋裏に「昌平寶山作」と二つの白文落款が捺されています。 「祥瑞煎茶碗」には「松・竹・梅、竹に雀」の絵付け、底には「寳山」の裏(陶)印が見られます。 「祥瑞(しょんずい)」とは、中国明代末に景徳鎮窯(けいとくちんよう)で作られた上手(じょうて)の染付のことで、日本からの特別注文により作られたもの。上質の精白な素地に、上質の青色顔料「呉須(ごす)」で絵付された、鮮やかな瑠璃色の最上の染付磁器といった解説が。 箱書きの「模 祥瑞」は、当時の「祥瑞」を手本にした、といった意味でしょうか。 「雲林院寶山(うんりんいんほうざん)」(通称「寶山」)は、京焼(粟田焼)の陶芸家「雲林院家(うんりんいんけ)」歴代の名跡。 初代は室町時代後期(1500年代後期)に遡り、京都の粟田の地で朝廷や幕府の御用窯として粟田焼の中心的役割を担い、当時賜った「寶山」を号した。京焼の祖であり、その伝統は現代まで綿々と受け継がれ、当代は二十代、銘「昭行寶山」。 十七代「寶山」は1844年生れ、明治20年43歳の時に「昌平」を賜り、作陶に精進。在銘「昌平寶山」の作品は、明治20年以降製作のもので、出品の祥瑞もその当時の作品と考えられます。明治期の製作として、経年100年以上のアンティーク品です。 汚れはほとんどなく、キズや欠け、ヒビなどは見つかりません。良好な状態の美品です。未使用だったのかもわかりません。なお、二方桟蓋の桐箱の傷みもほとんどありません。 大きさは約、口径6cm、高さ5.5cm、高台1.3cm、底径3cmです。五客全部の重さは約290g。満たすと約50ccです。 京焼の名工十七代「雲林院寶山(昌平寶山)」作の祥瑞煎茶碗五客です。 経年100年以上と考えられるアンティーク品ですが、キズや欠け、ヒビなどは見られない美品です。煎茶碗として活用していただければ幸です。
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京焼の名工十七代「雲林院 寶山(昌平 寶山)」作の祥瑞煎茶碗五客です。共布に包まれ桐の共箱に収められています。
蓋表に「模 祥瑞煎茶碗 五客」、蓋裏に「昌平寶山作」と二つの白文落款が捺されています。
「祥瑞煎茶碗」には「松・竹・梅、竹に雀」の絵付け、底には「寳山」の裏(陶)印が見られます。
「祥瑞(しょんずい)」とは、中国明代末に景徳鎮窯(けいとくちんよう)で作られた上手(じょうて)の染付のことで、日本からの特別注文により作られたもの。上質の精白な素地に、上質の青色顔料「呉須(ごす)」で絵付された、鮮やかな瑠璃色の最上の染付磁器といった解説が。
箱書きの「模 祥瑞」は、当時の「祥瑞」を手本にした、といった意味でしょうか。
「雲林院寶山(うんりんいんほうざん)」(通称「寶山」)は、京焼(粟田焼)の陶芸家「雲林院家(うんりんいんけ)」歴代の名跡。
初代は室町時代後期(1500年代後期)に遡り、京都の粟田の地で朝廷や幕府の御用窯として粟田焼の中心的役割を担い、当時賜った「寶山」を号した。京焼の祖であり、その伝統は現代まで綿々と受け継がれ、当代は二十代、銘「昭行寶山」。
十七代「寶山」は1844年生れ、明治20年43歳の時に「昌平」を賜り、作陶に精進。在銘「昌平寶山」の作品は、明治20年以降製作のもので、出品の祥瑞もその当時の作品と考えられます。明治期の製作として、経年100年以上のアンティーク品です。
汚れはほとんどなく、キズや欠け、ヒビなどは見つかりません。良好な状態の美品です。未使用だったのかもわかりません。なお、二方桟蓋の桐箱の傷みもほとんどありません。
大きさは約、口径6cm、高さ5.5cm、高台1.3cm、底径3cmです。五客全部の重さは約290g。満たすと約50ccです。
京焼の名工十七代「雲林院寶山(昌平寶山)」作の祥瑞煎茶碗五客です。
経年100年以上と考えられるアンティーク品ですが、キズや欠け、ヒビなどは見られない美品です。煎茶碗として活用していただければ幸です。